2007年11月14〜16日、第4回マルタポリフェノール国際学会

photo機能性飲料&スマートウォーター:新革新のための解決策
2007年11月14日(水)


ポリフェノール応用の実際的側面に入る前に、今年のマルタポリフェノールでは機能性飲料とスマートウォーター(新改革のための解決策)のサテライトシンポジウムを開催いたします。(2007年11月14日)
このシンポジウムの目的は、科学・産業世界から専門家を集め、健康利益をもたらすデリバリーシステムといった機能性飲料に関して議論を致します。
私たちの専門的スピーカーがこの分野の最新情報や将来のトレンドを探索する。以下のトピックスを取り上げます。
 2007年の機能性飲料の概要
 ポリフェノールを使用した機能性飲料の最新進歩
 飲料用保存料:安全性を考えた新しい解決策
 原料安定性の改善:新技術の概要
 抗酸化物質の生物学的活性における保存状態の影響
 機能性飲料内の活性原料の質的・量的評価の問題
 無炭酸飲料への抗酸化物質の使用、スマートウォーター


コンセプト

円卓会議では以下の事項に関して議論を行います。
 機能性飲料が健康利益をもたらすデリバリーシステムとなりうるか?また課題はなにか?
 機能性飲料はベビーブーマー世代のアンチエイジングの解決策となるか?

そのほかの革新:最新処方、ディスプレイされた日本製品原料やパッケージ
日本市場の抗酸化飲料のレポート。

プログラム:
2007年11月14日(水)


機能性飲料&スマートウォーターの新改革
8:55 登録
9:00 機能性飲料2007の概要
機能性飲料に使用されている原料、今後使われる原料とは何か?
機能性飲料は防御・健康促進をするか:どのように安全に使用できる原料最適使用量を決定するか?
どの抗酸化物質がどのような健康利益をうたうことができるか?
抗酸化含有飲料におけるEUの法律は?
Dr Philip R Ashurst, Consulting chemist & Forensic scientist, Ashurst & Associates, UK
9:30 ポリフェノールを使用した機能性飲料の最新進歩
抗酸化物質は健康的なものとして理解されている。さまざまなコンセプトや解決策がマーケットの需要に必要である。

10:00 飲料用保存料:安全性に対する新しい解決策
飲料への安息香酸とあすコルビン酸の使用における結合の危険性;どのようなメカニズム?
どのようにベンゼン形成を防ぐか?
代替品はなにか?
保存料としての抗酸化物質やポリフェノールの有効性:抗酸化物質は保存料となりうるか?
CO2殺菌:抗酸化物質保存の新しいプロセスとは?

10:30 休憩

11:00 原料安定性の改善:新技術の概要
どのように抗酸化物質の安定性を改善するか?抗酸化物質の相互的影響は?
熱処理の際の天然色素保存料としての抗酸化物質?

保存状態と抗酸化物質の生物学的活性
どのように沈殿を防ぐか?ポジティブ・ネガティブな相互作用は?
包接技術の最新進歩は?
ナノ技術は抗酸化物質を新しいレベルに持っていけるか、そのアドバンテージ、将来のトレンドは?

11:30 機能性飲料に含有される原料の量的・質的評価に対する問題
方法論的進歩や古典的方法に対する批判
製造前、製造後の原料の変化は?
抗酸化物質:どのように評価方法を基準化するか?

12:00 無炭酸飲料への抗酸化物質の利用、スマートウォーターコンセプト
円卓会議:機能性飲料は健康への効果、有利性を期待したデリバリーシステムであるか?また、課題はなにか?
ベビーブーマー世代へのアンチエイジングの解決策としての機能性飲料?
そのほかの革新:最新処方、ディスプレイされた日本製品原料やパッケージ
日本市場の抗酸化飲料のレポート。

12:30 昼食&ポスターセッション

ワールドポリフェノール原料展示会
ポリフェノール原料に関する展示会は第4回ポリフェノール応用に関する会議にて行われる。

ポリフェノール原料2007、イノベーションアワード
科学委員会が口頭・ポスターで紹介されたプレゼンの中で最も優れたものを選ぶ:2007年度ポリフェノール原料




第4回 ポリフェノール応用に関する国際会議
原料から最適な使用:最高水準の技術と未来のトレンド


国際ポリフェノール学会の目的

“私たちは栄養分野におけるポリフェノールの使用に関する技術的側面を話し合ったり、議論をするべきである・・・。“

ポリフェノール2006が大盛況に終わり、世界国際学会(ISANH)は、健康の改善に使用されているポリフェノールの健康利益や展望のあるトレンドに関する最新の情報を科学者や専門家などの高いレベルでの第4回国際会議を開催することとなりました。このカンファレンスは研究者と事業者間でのアイデアや経験の交換に非常に有効な場を提供いたします。

今日ポリフェノールから受ける健康利益は世界的に増加しており、この消費量と健康改善の関係に関しても知られてきている。次のステップは、ターゲットとする集団に対しこのような物質をどのように取り込むか、また、消費者に対する最適な効果を与えるための方法はなにかということである。
この目的のため、マルタポリフェノール2007はポリフェノールの食品、飲料、化粧品、医薬品への実際的使用に関して取り上げる。
• ヒトの健康に対するポリフェノール効果の最新進歩
• 肥満、棟梁病、老化管理といった慢性疾患予防や治療に対するポリフェノールの役割に関する最新進歩
• ポリフェノール加工の最適化と最終製品における生物学的効果の評価と改善のための新解決法
• ポリフェノール事業における新しい原料や技術的解決(食品、飲料、化粧品、医薬品事業)
Pr Joseph Bannister and Dr Marvin Edeas


プログラム
2007年11月15日(木)


8:30 開会
8:50 会議開始
Pr Joseph Bannister and Dr. Marvin Edeas

セッション1:
ポリフェノールベネフィットの最新情報

9:00 長寿への道:ポリフェノールの位置づけと効果
Dr Carrie Ruxton, Nutrition Communications, UK

9:30 健康に対するポリフェノールの特性とその効果に関する最新情報
Dr Roberta Masella, National Centre for Food Quality and Risk Assessment, Istituto Superiore di Sanita, 00161 Rome, Italy

10:00 フルーツや野菜からのポリフェノール:最も優れているのは?
Dr Pierre Brat, CIRAD Montpellier, France

10:30 休憩/ ポスター&ポリフェノール展示会


セッション2:

ポリフェノールと慢性疾患:最新進歩

11:00 肥満、糖尿病と酸化ストレス:ポリフェノールの期待される役割
Dr Helmut Schröder, Lipid & cardiovascular epidemiology research unit, Barcelona, Spain

11:30 ニュートリジェノミクスとポリフェノール:今後の新しいコンセプトは?
ポリフェノールはどのように遺伝子に影響するか?
摂取量/効果との関係
どのように遺伝子の違いが、ポリフェノールの摂取に反応するか?

12:00 プロオキシダントダイエット:どのように食事からのポリフェノールで予防できるか?
Dr J Kanner, Departement of Food Science, The Volcani Center, Israel

12:30 昼食/ポスター&ポリフェノール展示会


セッション3:
高生理活性ポリフェノールを摂取するか

14:00 ポリフェノール加工の最新進歩
ポリフェノール評価の様々な方法、これらの方法の長所と短所。
ポリフェノールの量的・質的評価の問題。
フェノール類と抗酸化活性の影響要因(温熱性酸化、保存やその他の要因)
Pr Alegria Carrasco Pancorbo, Department of Analytical Chemistry, Faculty of Sciences, University of Granada, Spain

14:30 ポリフェノールのバイオアベイラビリティーとバイオエフィカシーの評価と改善の最新進歩
人代謝研究に対する新方法
最適なバイオアベイラビリティーのための最適摂取量、どのポリフェノールが吸収性に優れているか。
ポリフェノール含有食品を摂取した際のバイオマーカーとしての尿中フラボノイド、フェノール酸

15:00 どのようにポリフェノールの抗酸化効果を評価するか:議論と実用的側面
様々な方法の概要、その限界と解釈
ORACは天然抽出物の総合抗酸化活性を反映するか。
Dr Nina Hermans, Laboratory of Nutrition and Functional Food Science, University of Antwerp, Belgium

15:30 休憩/ポスター&ポリフェノール展示会


セッション4:
果物や野菜の廃棄部分からのポリフェノールの搾取
16:00 果物・野菜廃棄物の加工:工業用の安価で天然の抗酸化物質
植物廃棄抽出の一般的可能性
実用的・経済的応用
Dr Andreas Schieber, Institute of food technology, Germany


16:30 口頭コミュニケーション
科学委員会がセッション1〜4から提出されたアブストラクトを選択する。

17:00 1日目終了
19:00 ガラディナーパーティー


2007年11月16日(金)

セッション5:
食品工業におけるポリフェノールの応用
9:00 食品工業におけるポリフェノールの実用的応用の概要
新しい原料としてのポリフェノール・フェノール酸

現在&今後可能性のある天然原料(緑茶、クランベリー、クルクミン、ローズマリン酸・・・)
ポリフェノール加工の進歩

9:30 食品保存料:抗酸化物質とポリフェノールの抗菌効果
Dr Carmen Gomez-Guillen, Instituto del Frio, Department of sciences and technology of meat and fish products, DMF, Madrid, Spain

10:00 休憩/ポスターとポリフェノール展示会


化粧品事業
10:30 高技術を用いた化粧品応用へのポリフェノール使用:最新進歩
Pr Vercauteren, Laboratoire de Pharmacognosie, Faculté de Pharmacie, Université de Montpellier
11:00 ポリフェノールの化粧品使用におけるその安定性と最適性のための最新技術

11:30 ポリフェノールの安定性と最適性に関する最新進歩
化粧品における防御効果

医薬品事業
12:00 医薬品事業におけるポリフェノール応用の新原料と新防御効果

12:30 ランチ/ポスター&ポリフェノール展示会

14:00 フェノール酸組成の世界的市場トレンド:将来予測、顧客へのコミュニケーションと啓発

事業者へのオープンセッション:B to Bミーティング
 新種、新原料、技術進歩
 専門知識交換の構築:将来の見通しのために今日解決すべき事項
 それぞれの分野における競合を同定、新しい顧客開拓
 健康への新しい応用

14:30 議論
ポリフェノール原料2007アワード
科学委員会は、口頭・ポスターで紹介された中で最も優れたプロジェクトを選ぶ:ポリフェノール原料2007

15:30 円卓会議

ポリフェノール応用2007
障害、機会、将来のトレンド
Discussion in the presence of scientific committee and speakers


16:30 閉会
ポリフェノール原料展示会
ポリフェノール原料の専門的展示会が第4回ポリフェノール国際会議&サテライトシンポジウムにて開催される。
ポリフェノール原料アワード2007
科学委員会は、口頭・ポスターで紹介された中で最も優れたプロジェクトを選ぶ:ポリフェノール原料2007


www.isanh.com/polyphenols/2007/

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