2009年6月17、18日 抗酸化の最新研究に関する議論、論争と展望

photo抗酸化学会2009年
最新研究報告 論争と展望
日時6月17、18日     
場所 パリ、フランス
議題:抗酸化の最新研究に関する議論、論争と展望


はじめに

拝啓
フランス抗酸化関係企業の各位
次回抗酸化学会に関してお知らせします。
抗酸化学会2009年
最新情報 論争と展望
今年でフランス抗酸化協会は11年目を迎えます。創設以来、抗酸化を始めとする様々な分野において重要な役割を務め、抗酸化研究と実践における距離を縮める努力をして参りました。
その他主要な活動三点は以下の通りです。
−抗酸化、その他に関する健康維持成分に関する科学研究
−肥満、糖尿病、ウィルス感染など、様々な病理学に関する研究
−科学、工業分野にまつわる様々な問題点
世論とメディアは様々な抗酸化研究報告と臨床のガン研究に対する追跡調査結果の矛盾点を指摘しています。

多くの疫病学調査によると野菜や果物の摂取不足は栄養欠乏に陥ると報告されています。このような欠乏状態は、様々な慢性病の引き金となったり、余命が短くなるとされています。そんな中、抗酸化作用は様々なストレスによる現代病減退に効果的であると確認されています。
SFAの抗酸化学会は6月10,11日に抗酸化学会2009年最新研究報告:論争と展望といたしまして、最新研究の報告と以下のような懸念される問題点について討論を行ないます。
−これらの分子は実際に何の役に立つのか?
−どのように機能するのか?
−実際に有効か?
−慢性疾患においてそれらはどのような役割を担うか?

抗酸化:議論点は?
今日まで30年の間、人体や動物において抗酸化に関する臨床と成果が報告されてきました。2009年現在、さまざまな議題が上げられています。
有効性、有害性、酸化物前駆体、様々な癌に関する影響力の拡大、、
抗酸化に関するメカニズムは今尚未知の点が多く、研究者たちは今後、それらの分子をROS(活性酸素種)に陥ることなく、ゲノムレベルで活用できないかと考えている。

抗酸化サプリメント市場
平行して、抗酸化に関するサプリメント市場は不振に陥っています。消費者は信頼をなくしつつあります。何故でしょう?マーケティング力と科学のコミュニケーション不足からきているのでしょうか?なぜ抗酸化というテーマは平凡化してしまったのでしょうか?今日、このような流れを変えるために事態について考えなければなりません。
−抗酸化産業は存続、発展するために何をすべきか?
−どのように信頼を回復し、またどのように農林水産加工業がその改革に参入できるか?
−どのように成分を確定し、またどのように薬量を決定するのか?

私たちが選んだ議題はご覧のとおり、研究の進歩を示す内容ですが、同時に将来への
様々な課題も残っています。

今回は公私研究者、医師、臨床医、農林水産加工業・コスメティックなどの様々な産業従事者を集めまして以下の内容について討論します。
−最新科学的成分(安定性、有効性、生物学的利用価値、人体内のバリアなど)について確認
−曖昧点の明確化、抗酸化成分の体内作用に関する討論
−科学分野に関する考察:これにより、問題点、困難な点が具体化され、目標定義へと繋がります。

質問などございましたらお問い合わせください。
それでは当日お待ち申し上げます。


敬具
Dr Marvin Edeas,
Président de la SFA.









プログラム



6月17日


8:30 参加者受付
セッション1:抗酸化と論争点


9:00 はじめに
酸化ストレスと抗酸化:論争点
−細胞弛緩と遺伝子への表れ
−ミトコンドリアの役割
−ある臨床研究において抗酸化が有効でないのはなぜか?
−摂取ポリフェノール量と血漿内のポリフェノール量のパラドックスについて
−本日の議題について

Dr Marwin Edeas SFA(フランス抗酸化学会) 代表 (パリ)


9:45 技術と抗酸化物質服用量について
−使用方法紹介とその限界について
−なぜスタンダード化されていないのか
−服用量の決定方法と落とし穴の回避方法について
−分析のための研究所を選ぶ際の問題点について
−データの有効性について

この機会を利用し、SFAは公私臨床研究施設に対し、それぞれの服用量決定方法に関して考えていただきます。


人体において何が信頼できる酸化ストレスマーカーか、またどのように介入できるか?


10:30 休憩

11:00 抗酸化物質の生物学的有効性:問題点と信頼性
−合成抗酸化物質と天然抗酸化物質の生物学的有効性の違いについて
−腸・血管間浸透の有効なファクター
−臨床研究においてニュートリジェネティクスとニュートリジェノミクスの抗酸化物質の吸収とその有効性を証明できるか

生物学的有効性と間脳
−細胞・血管間浸透の可能な抗酸化物質とは
−抗酸化物質の生体内有効性に関する臨床研究
−生物学的有効性と血液、脳障害


12:00 質疑応答



12:30 昼食休憩


セッション2 :抗酸化物質と適合する戦略について


14:00 慢性疾患予防に有効な抗酸化物質使用上の戦略
抗酸化物質が有効な慢性疾患:肥満、糖尿病、神経変性、心臓血管疾患

臨床研究は予防学において抗酸化物質の有効性を示している


14:45 抗酸化物質、製品使用による臨床研究の選出と紹介


15:30休憩



16:00 討論
抗酸化物質の服用量決定方法をどのように調和させるか
研究者と産業のコラボレーションは?



一日目終了




6月18日




9:00 抗酸化物質 肌とコスメティック
−最新科学と皮膚の老化予防
−コスメティックという形でどのように抗酸化成分を安定化させるか
−どのように皮膚抗酸化物質を服用させるか
−経口、局所用抗酸化物質に対する臨床研究の紹介
−経口コスメティックと適用例:なぜ ESSENSISの商品は市場から後退したのか



9:45 化粧品原料とアンチエイジング化粧品の紹介と臨床試験プレゼンテーション
    抗酸化成分を使用した臨床試験のプレゼン(外用、内用)



10:30 休憩



11:00 抗酸化物質と農林水産物加工産業
−どのような抗酸化成分が存在するのか。またそれらの農林水産加工品内での安定性はどうなのか?
−抗酸化物質において農水産加工における回避すべき落とし穴は?
−どのように有効的に広められるか?
−農水産加工産業においてどのような抗酸化物質が流行っているのか?



11 :45 有用性に関する臨床研究より新しい抗酸化物質と活性抗酸化物質を紹介(各6分間のプレゼン)
12 :15 産業過程における問題点:どのように抗酸化作用を維持するか 保存料の可能性、安定性とその成分



12 :30昼食休憩


14 :00 抗酸化物質と臨床研究:臨床研究とそれに関する供述
−臨床研究施設において抗酸化成分に関する必要不可欠な特権
−どのように抗酸化製品やそれらシリーズを商品化するか
−有効な臨床研究
−どのようなガイドラインに従ったらよいか?
−コミュニケーション方法
−抗酸化物質と制限局面



14 :00 抗酸化物質とマーケティング
−なぜこの局面は発展しないのか
−どのように抗酸化作用のサプリメントは後退したか
−消費者の不信感
−抗酸化製品の分野を作るべきか
−消費者はオメガ3の有効性は受け入れている。抗酸化製品でもこのような理解を得られないのか


15 :15 円卓会議
消費者の信頼回復方法



16 :00 閉会




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